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ボスを訪ねて何億年 #ミニオンズ


求めても与えてくれないボス。そう都合よく天から降ってきません。誰かがボスに着いたら着いたで叩き、引き摺り下ろそうとすることはよくあります。周囲は誰もボスになるような人がいないとか言いますが、なれもしねえくせにどの口が言ってるんだと思います。

さて、おれはこのシリーズは一作目だけ見てません。厳密に言えばミニオンズはスピンオフ的なもんで、シリーズと言えるかは微妙ですけどね。とにかく、前作の印象でもそれくらいミニオンズの方が絵を持ってました。主人公が誰なのか、実はそれはどうでもいいのかもしれません。

グルーもいいキャラなんですよもちろん。日本語だと鶴瓶さんだし。なんだったら鶴瓶さんもミニオンズみたいなフォルムしてますよね。ただ、ミニオンズって大半何言ってるかわかんないから字幕も吹き替えも関係ねえっちゃねえんです。人との絡みでもリアクションとかで伝わるほどに表現はよくできてます。ナレーション補完の効果もありますが

おれはこの映画を勝手に解釈するなら、主人公の定まらなさとボス誰でもいいみたいな二面性がテーマだと考えます。劇中に自分たちの文明を持ってからの退屈やそこからの奪回というシーンがありますが、ボスは関わってきませんからね。諸行無常、そこまでの飛躍があるのかは知りません。しかし、ミニオンズにとってのボスはそのパラダイムシフトを促す存在なのではと思いました。したがって、求めるボスは現状に逆らう悪人じゃないといけないわけです。

なんてよくできたおとぎバナナストーリーでしょうか
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