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またのしたのこころ

中学の時の社会(地理)の先生は特徴的だった。

◯中の反町隆史という紹介で登場したその先生はクラスを沸き立たせた、笑いという形で。何せ出てきたその姿は某国の将軍そのものだったからだ。喜び組こそいないものの、およそ教師とは思えない指導で多くの生徒に人気があった。


忘れ物があった生徒に対しては罰を下した。それが教育的かどうかは別にして、誰も傷つかない方法だったかもしれない。ぶっちゅう拳、すーぐり、すーじょり。どれもふざけたネーミングだが、決して気持ちのいいものではない。すーぐりやすーじょりは頭をぐりぐりされたり、頭をジョリジョリされる程度のもの。問題はぶっちゅう拳である。今思えばやる方もやられる方もとても気持ちが悪い気がしてならないが罰というのは少なからずそういうものだろう。そう、その名の通りほっぺにチュウされる。当たり前だけど男子限定で。

おっさんの、上で述べたように将軍様に似た風貌のおっさんのチュウ。
忘れ物をする事で忘れられない痕跡を刻む事になる。

粘膜という極めて柔らかく殺傷能力の無い部位で、見えないところに大きく傷を付ける事になる。

ただ誤解されては困るので一応先生側の名誉も考えて補足しておく。教える事はちゃんと教えているし、倫理的にも問題なく常識ある大人だ。区別はしても差別はしない立派な人間なはず。

さて、なぜそんな話を急に書いたかというと、タイトルがその先生の名言にフィーチャリングされたものだからだ。

努。それがその先生の名前である。名は体を表す。
「女の又の力と書いて努」

スカートの短い女子に向かって「おれにめくれって言うてんのか?」と言ってる姿を見て素晴らしいと思ったね。この人には嘘が無い。いないよなかなか、こんな人。この国では自分の発言で損をする事を怖がってたいして尖った事を言う人がいない中、すれすれどころかギリアウトな発言で慕われる人。

恋。またのしたにこころと書く。又ではないのが唯一の救い(?)

それがどうしたという事なのだけど、工藤新一ですら解けないといった好きな女の心。それがまたのしたにあるのかと、ハッシュされてしまうのがなんとも滑稽で。
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