お金は先行しないけど
表面から入るせいで大事な原理原則に気づくのが遅い、というのはぼく自身の欠点と自覚しているわけですが、かの本多忠勝は見た目が一番大事とも言いました。
10年ほど株や為替に手を染め、経済の何たるを多少知った気でいましたけど、どうにもこうにも日々勉強ばかりであります。
なんかまあ雑に言って、利回りの良いものへ行くのが投資の基本で為替はどれかしら持たないといけない性質からその中心にいるような感じもしますよね。ただある時はゴールドに裏付けられ、変動相場に移り、その都度綿花や石油といったトレンドのある国のお金が基軸とされてきました。
誰が言ったか、経済の表層はお金なわけです
この本にある図は各所で紹介されてるわかりやすいものなんですが、
話題になる部分はいつもピラミッドの頂点なのです。
行動が一番大事、お金が一番大事、見た目が9割。そのまるですべてを語るかのようなフレーズは、大部分の土台の上に成り立っています。氷山に例えられることもありますね。誰でもイメージは理解してますし、裏では不可視領域を地道に積み上げてるでしょ。
しかし、いつまでたっても可視領域に芽が出てこないと腐っちゃうわけです。見えてない部分がある、じゃなくて何が見えてないかは逆説的ですが芽がでるまでわからなかったりしますから。
本読んだり人に会って一時的に頭だしても、地固めを怠ればそれでおしまい。時限付きの対応が功を奏すケースも昨今増えてますが、それはまた別のお話。
つまり何が言いたいかというと、先行して目にしてる事実はどういう埋没の上にあるのか、それを考えるのって大事だし難しいよねってことです。本当ね、コツがあったら聞いてみたい