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嘘は言ってないというグレーゾーン

二次以上の情報を得る手段は時代とともに移り、今や誰もが三次以上の情報を発信するまでになりました。相変わらず価値のあるものはただでは手に入らず、しかし一方でテクノロジーの進化と巧みな手続きによりグレーなものを価値があるように見せる手段は確立しつつあります。

古くは聖書、古事記から、支配とは情報操作であると言えます。嘘は書いてないが俄には信じがたい、そういうものに人は惹かれてきました。ネットが出るまではテレビがその主体で、今も一部の層にはその役割がリーチしています。

そんな中、このタイミングで乃木坂にはまったぼくがいまして、アイドルビジネスも一種のグレーゾーンビジネスだーなんて考えていたわけです。恋愛禁止を前提にしてはいるものの、世がもてはやすように二つの価値軸(公私の人気)がピークそろってしまいますからね。スキャンダルは仕方がないのです。ただ、それが果たして本当に皆がピュアな目線で見てるかというとそんな人は少数で、そらせやろと感じてるはずです。

先週あたりから嘘は嫌いだというドラマやってますけどね、程度によりけりその辺の大人はだいたい嘘つきつつ生きてるもんです。嘘も大人のたしなみくらいに思ってんじゃないですか。そんな人たちがいざテレビジネスとってきて嘘つきだと祭り上げるのは「はぁ?」ってなもの。

今も昔も嘘は言ってないけど、というくらいのニュアンスでやるのがコミュニケーションということになってます。めんどくさいですね。本当のこと言って欲しいのに自分は本当のこと言わない。嘘じゃないけど未来のことを前借りしただけとか、過去のことを言っただけと。嘘を事実に近づける作業で一生を終えます。

そんなもんです。白黒つく方が珍しい。気持ち悪くてもずっとグレーで生きていく。それが折り合いというみんな都合の妥協案。精一杯の証。

生死は対にあって白黒はっきりついてます。その間はずっとグレー。極だけが明白。

人の文明とはそう言ったグレーの歴史。何が本当で何が嘘か、という問いこそ逆説的には本質をつく結果となっています。問いとは半分答えなのです。只管にグレーを受け入れグレーを面白がるのがグレーに悩まない方法なんでせう。みんなグレーでみんないい、なんかそんな標語小学校の時みましたよ?
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