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言っても意味ないから言わない

ぼくはコミュニケーション能力が低いので話を聞く姿勢がない人とは基本的に会話ができません。生まれ持ってそうだったかというとそうでもなく、小学生くらいの頃は相手が聞いてなくても聞かせようという気がまだありました。というより空気読まずに自分がしたいようにやってただけです。

中学入った頃くらいから、少し人間にも地域性が出てどっちかというと周囲に合わせて内容を選ぶようになりました。高校は逆にスタート時点で同じような知性が並ぶので一からスクリーニングする作業となります。この辺から徐々に受け身姿勢かつ批判的な態度に傾斜していきます。

二十歳過ぎると触れる情報がドラスティックに増えたのもあって、また聞きたいことしか聞かない大人もちらほら出会うようになり、相手が心地いいだろう部分に割り引いて話すことが多くなった気がします。

したがって、自分の持ってる情報と相手の情報をバランスさせたつまらない話というのは、次がない = 話さなくなるという図式が出来上がります。

ただ、誰でも自分の知ってる領域は口が軽くなるのでその辺の承認欲求は満たしてあげた方がいいのはわかっています。こういった様を俯瞰してソロモンはかの名言を放ったのでしょう。

世間ではこれが過ぎると、注意も受けなくなった即ち賢くなったと勘違いし、自らの愚行によってダメになるわけです。大概のケースにおいて無視とは諦めのポーズであり、改善余地なしという評価をされてると考えるべきです。

己の意見が通り始めたあたりで図に乗らず、逆に疑ってかかるくらいでちょうどいいのです。即席啓発系の本では度々無根拠な自信を推す風潮がありますが、まさに短期的な効果しか望めません。その積み重ねがどういう結果かは歴史と照らし合わせればハッキリしています。

などと、結局文章にはするんだなあとここまで書いて思ったりなんかして
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