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超えないといけないのは山ではなく、谷である

世に、不気味の谷という話があります。テクノロジーの進化とともに出現した現象とも言えますが、進化の過程において必ず超えないといけない試練ではないかとも思うわけです。

ロボだけに限らず、人間の学習面においても谷があると聞きます。ある期間は勉強時間と成果がリニアになるものの、一定の期間で停滞が生まれます。ただ山を超えるのはそう難しくないのかもしれませんけど、1度下った後の谷を超えるのは難しい。

厳密に言えば谷ではなく二度目の坂が大変なのです。

相場におけるチャートなんかでも、前回のヨコヨコ期を上抜けするかどうかが後の値追いにとって重要だったりします。単なる周期性しかなければ落ちるところを、上抜くパワーを見ないといけないのです。

一回山を超えてもう成った気でいると、実質下った分を考慮すれば行って来いみたいなものです。近年〇〇の向こう側的フレーズが流行った(?)ように、諸々の旨味というのは谷を経ないと手に入らないものみたいです。

本屋に転がる自己啓発や成功系ビジネス本には、大概一度目の坂を越えた内容のものが多い印象です。これだといくら読んでも二度目の坂にはアタックできません。

努力が功を為すのは確率的には坂の一度目が高く、二度目でそれを下回ってきます。谷をどこまで掘るかといったトレンド転換のタイミングこそ運であり、努力を伴った上昇に話がつながるわけです。

地合いと配分は二度目を登る欠かせない要素でありますが、ノウハウには落としづらく個々への依存度も高いので言語化されたものが少ないんでせうね。

まあ谷は谷できれいな景色もありますから、登りゃあなんでもいいってことでもありません。そこに見たい景色があることが大事でしょうね。知らんけど。
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