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道路の復旧と味噌汁の温度に見る日本人

福岡の陥没道路は、わずか一週間でほぼ元通りとなり、おまけに元の強度の三十倍というのが仮段階のスペックということでした。本工事になると一体どれほどの強度になるのかという一方、もはやそのレベルは必要なのかという気もします。

イギリスだったら原状復帰でも一月以上はかかるという報道もされていましたが、世界のベンチマークはよくわかりません。とにかくはやいすごいという印象だけはあります。

ただ、それはいいこととして受け止めておきますけど、どうもいつも度を越しているというか、民族的に極端をやりがちだと感じるわけです。まるで自律神経が馬鹿になったようで、実は調節できないだけなんじゃないかという疑問がわきます。

食べ物でもそうです。昔から美味しく食べたいという欲求が狂気を帯びてると言っていいほどです。ビールを凍る手前まで冷やしたり、味噌汁を飲めない温度まで温めたりといったことも執着という言葉のおさまりがなんといいか。

もはや行き過ぎるのが文化になっています。デメリットで言えばその水準のために不正も増え、フットワークも落ち、自浄作用が働きづらくなります。毎度の災害は神速なのにリニアは中国が先に通るなんてのもわかりやすいサンプルですね。

ある程度安定した情勢下だと個々のイベントに対する時間軸が長く、それだけ注がれるエネルギーが集中する結果とも言えます。西洋と東洋で運命とサイクルという違いはありますが、その前提が大きく効いているのもまた確かなんだと思います。

帳尻を合わせる作業と平衡を保つ手段ではアルゴが違うのも当然で、どっちがいいというものでもありません。デジアナの話ではないですが、適所ハイブリッドで処理するマネージメントが欠かせないということです。

とりあえずは熱々が美味しいという意識から変えていってほしいですね。
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