オープンだけど開けない by羽田圭介

これは所さんもおっしゃってましたがね、開くからって開ければいいってもんでもないわけです。極端な話いつか死ぬからって今死なないのと同じです。

センスってそういうとこなんですよ

平たく言えば何をしないかとも言えますが、本来ならこの国の人たちは得意な分野でしょ。何かした方が常にリスクが高い。何もしない方が例えば給料が上がったり評価が良かったり。口では何かしないといけない、行動が大事とか言うんですけどね。

じゃあどんな様かって周囲を見れば、やれドローンが飛べば規制。自転車事故が増えれば保険。車だってそう。向かう先には何もしなくなる未来ばかりです。というより、何かやる時はみんな一緒にしないとダメな国民なのです

オープンカーなんてのはそういう世界ではまあなじみません。馴染まないんで開けて乗れる人というのはそれなりにエッジに立つ人です。足並みをそろえないでも生きていける人。一方で凡俗の中にもそうなりたいと実は思ってる人もいます。そこで開け出すと良くない。

何が言いたいかというと、開けたくて開けてる人と本当は開けたかった人、開けたくない人、開けれるけど開けない人でも良し悪しを持ってるということです。とるスタンスは自由ですけどね、その場所でのあり方振る舞いというのはとても大事です。これができないと何やっても微妙ですね