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適応度とは劇的な変化を好むか好まないかで決まる

ぼくは小さい時金魚を飼っていました。最終的には水槽に似つかわしくないサイズまで大きくなって、うちの前の川にリリースしました。金魚を飼うにあたり、親戚に水槽の水はちょい残しで入れ替えるのがいいと聞いて、一応その通り変えていました。そのせいかどうかは知りませんが、そんなに大きくなるまで育ったわけです。

さて、この水槽の水を全とっかえしないということについて。理屈から言えば微生物だなんだの加減で、自然環境に近い再現性をということが一般的にはあると思います。

で、

今日散歩しててふと思ったんですよね。人も急に変わることにびびってんだなと。僕なんかは変わらないことに飽きてしまうので、たとえ悪くなろうと良くなろうと変わらないよりはいいと考えてる方です。

例えば、トヨタにはかつてコロナという車がありました。今はプレミオと名乗っています。車に興味がある人はセグメントやなんやからどの車の後続かなんてのは大体わかるもんなんですが、作戦なのかなんなのかコロナとプレミオの間にはコロナプレミオという車が存在します。

もう完全に金魚水槽現象ですよね

ちなみにもっと言えばコロナは遡るとコロナマークⅡという派生も持っていて、マークⅡを経て今のマークXとなります。これは何もヨタだけに言えることではありません。日産ブルーバードはブルーバードシルフィを経てシルフィへ。ホンダはフィット残しですがフィットシャトルを経てシャトルを発売しています。

結論から言えば、売れ筋はその売れ具合を残しつつ新しいモデルで新鮮さを取り戻したいと言ったところでしょう。

小賢しい
実に小賢しい

まあぶっちゃけ、メルセデスのGL,CLの派生もそれに似た面が無かないわけですが、全然仕上がりが違いますよね。もちろんプレミオはいい車ですよ。他もいい車です。でも何一つ楽しさは感じません。

センスって何

昔はもっとセンスありましたよ、日本車にも。あ、ぼく生まれてない頃ですけど。そこから徐々にセンスのない人でも決定権を持つような地位につける時代が来てこのザマでしょ。ダメなものって金魚水槽原理使ってダメさを薄めてもダメなんですよ。もう全部変えないと。それやっていいのは元がいい状態の時だけ。

これ何も会社一つに言えることではなくて、この国の姿ですから。どうしましょうね。
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