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早咲きの複利効果 #遅咲きの成功者

遅咲きの成功者に学ぶ逆転の法則
この手の話はどう読んだらいいものか。

若いうちに成功できなくて、悲観的になったり色々諦めてる人にとっては非常に耳心地が良さそうなタイトルです。確かに、諦めない気持ちはとても大事です。しかし、自分は遅咲きなんだと機を待ってる人がほとんどの中、本書に書かれてるようなことに期待していては何もなさないまま終わるのは明白です。

よく「成功するのに正解なんてない」みたいなことを言う人がいるように、たまたま上手くいった遅咲きのサンプルを集めても、ほとんどの人にはなんの参考にもなりません。

失敗例同様、成功例もあくまでなぞらないようにするだけのものでしかありません。極めて再現性の高いものであれば真似することで効果を得れると思いますが、そこで得られるものはいずれロボにとって代わられるでしょうね。

ところで、

昨日カルピスの話をテレビでやってました。この本にもカルピスのエピソードでてきます。結論からざっくり言いますが、人に恵まれるというのが遅かれ早かれ重要な要素なのです。どうも創業者やそのアイデア等に人は注目しがちで、いろいろゆがめているところがなくはないです。もちろん、エンターテインメントとしてはそれこそが一番大事なんですけどね。

カルピスは三島海雲、同志社は新島襄みたいなのは歴史としてもシンプルで覚えやすいですし。そりゃあ関わった人を数え上げればきりないですが、こういう教養の入れ方で人は形成されるともぼくは思うわけです。(※なんで急に同志社出したんだと思う人は調べてください)

早けりゃ良いと思ってるから遅咲きをフォローするようなアプローチも目立つように、この人の成功はどんな人の力で後押しされてるかを調べることも忘れてはいけませんね。成功系自己啓発系のビジネス書は。
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