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ポイントカードとインターバンクオファードレート

ポイントカードによって収集される情報の価値は、ポイント還元にかかるコストを差し引いても十分にある。そう思っているから発行体もやたら勧誘するわけです。

ポイントカードを作らない人は、面倒な人、個人情報云々言う人といろいろいますが、この結果を踏まえてポイントカードの性質を考えます。LIBORというロンドンの銀行の間で使う金利がありまして、これは各行の提示した金利の上下幾つかを省いて平均をとって決まります。まあそうですよね、すげえ高いのとかあると単純な平均では数字が上振れしますし。

で、

ポイントカード。これはそういう意味で最初からその上下の変なのが省かれているわけです。ビッグデータって別に平均とるわけじゃないんでしょうけど、データとしては都合がいいですよね。需給はバランスしてますから。

ただ、こういう統計って前提になる変化の割合が小さい印象があるんです。

つまり、例えばレシート一枚の情報の蓄積って習慣の蓄積ですよね。これがどこかでトレンド転換したとしてもそのタイミングをなんとなく決めておかないとフォローしきれないと思うんですよ。だから上下の変なノイズがない代わりに、まったく新しい領域は拾ってないのと一緒なんです。

とはいえ、俺の中でのビッグデータは新領域へ行くためのツールではなく、あくまで現状の延長です。なので運用に問題は感じません。確かに、再発見という面があるのも感じています。アマゾンのリコメンドなんかは気の利いたチョイスだったりするわけで、思わずポチることがあるとかないとか。

そして、これで一番効果を出すためには人の力じゃ間に合いません。これが店舗の衰退であり展示場と化した現状だと思っています。では展示場じゃダメなのか。むしろいいと思います。結局自分で見るか信用ある人の勧めでしか買わないという人が多いんだから、形態はなんでもいいのです。

個人情報の収集と展示。店舗の役目がそれだけでいいなら大きな倉庫もいらないし、在庫も抱えなくていいじゃないですか、正味のところ。そのうちこれ欲しいから今日中にドローンでということも増えるでしょ。

ビッグデータで見ているのは前ではなく後ろということですね
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