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朝晩のニュースと地方と全国ニュースのムダ #NHK

あれなんで同じニュース朝晩流すんだろうね。無駄にもほどがある。おまけに季節ネタは数字やテーマをいじってテンプレそのまま使い回す。春には入学や新入社員の映像を流し、桜の開花状況を伝える。日に二回どころか毎季毎年このざまではとても支払った額ほどの価値を感じない。

全国のニュースをやった後の地方ニュースのかぶりもあるし、ひどいものだ。どこに金が逃げてるのかといえば、そんなアップサイドのないニュースでも作れば報酬を得ることのできる人間の元へだ。

ゲーテは近頃の詩人はインキにたくさん水を混ぜると言っていたが、それと同じ

伝えるまでもないことをテレビサイズで時間割いて、これこれと膨らませて流す。たいそうな電波を使ってこの程度。テレビが斜陽になってもしょうがない。どこの局も似たようなもんだが、民放はまだ視聴者に負担させてないだけ自由だ

かといって流すべき内容は操作され、中立なんてものは存在しない。BSに流れるNHKプレミアムは唯一と言っていいほどまともな番組が多い。2010年代からは特にコンテンツの弱さに拍車がかかり、テレビっ子を自負していた俺でさえテレビを離れる始末である。

昨今急にダメになったわけではなく、2000年を境にネットの進化云々が急にきて、人の感性がそっちにひっぱられたことが原因。もっと言えば、それまでのペースで来てた人間がネットの速度以上のものを提供することが難しくなったことが大きい。

極端に言えば単に調査して、撮って、編集して流すなんてのは誰でもできるようになった。過去にはそれが出来る事自体が仕事になったが今はそうじゃない。もちろん上手い下手はあれど、技術ハードルの低下は相対的に仕事の価値を下げる事になる。

センスを磨く事を疎かにし、いわゆる経験だけを積み重ねて満足していた結果なのだ。これはどの業界も同じ。歴々を引き継ぐ限界は必ず来る。産業革命ほど大きいインパクトはなくとも、時代時代に常に代謝し、入れ替わる。シャープ東芝喜んで。

今まだできてるはもう今しかないのだ。変わる時は前の経験を生かせるなんて思ってはいけない。そんなのはとても短いスパンでの話。戦争の前後ではもう違う世界になったように、価値なんてものは一瞬にして手のひらを返す。

世界がマッドマックスみたいになって、車はアクアだプリウスだなんて言ってられないでしょ。
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