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不自然な習慣、自然な日々

サマータイムというのがある。日本では馴染みがないので本当に残念なのだが、これは真剣に導入を考えるべきだと思っている。それこそ人の自由なわけだけど、俺は単純な早起きとか、朝活()、朝型 / 夜型人間みたいなのは興味がない。ショートスリーパーでも何でもいい。ただ、年がら年中時間ベースで寝起きを考えることにセンスを感じないのだ

そもそも、時間というペースだけで縛る手抜き加減は見逃せない。本来人は太陽が昇れば起き、沈めば寝るという固有時があったはず。人、というより動物というくくりでは、か。その期間を差し置いて、現代になって急に24時間という1日を時間割振るというのは痛さ爆発している

夏でも6時、冬でも6時。これではどう考えてもバランス悪い。夏の朝は早いんだから6時と言わず5時に起きてもいい。陽はあるし気温的にも起きやすい。冬の朝は遅いんだから6時と言わず7時に起きたほうがいい。陽も昇らないくらいうちに起きても、より寒いだけで何のメリットもない。

体内時計は陽を浴びてリセットをする。陽も浴びずに起きて、毎日狂った時計で行動すれば破綻するに決まっている。何も考えず毎日同じ時間に何かを始めると、設定するのは楽であるが、結局のところベストパフォーマンスを追及できていない。何でも面倒で初期設定をすると時間経過でボロが出る。

そんなことはできないやらない、という社会ではもはや未来を見ることはできないだろう。税金一つ取るのにも、軽減税率をやるなんて手間が高くつくという。結局めんどくさいだけだろう。確かにコスト高な印象はなくもないが、どうにもそんな理性的な空気感を得られていない。

俺が何より腹立たしいのは、めんどくさがってるだけの人間共で、考えない上に手も動かさない。顎だけが動いていること。昔々、何かの資料集で、最終的に人は脳と指先だけになる的なことが描かれていたが、いよいよそれも危うい。
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