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七草で休まるほどの食生活はしてない

誰に教えられたのか知らないが、ニュースでインタビューを受ける子どもが言ってた。
「胃が休まっていい」

ジジくせえやつだな。

最近の子供達は妙に大人びた回答ができて非常に感心する反面、本音なのかわかんないとこがあるよ。俺が小さい時は地頭の悪さもあって、ろくなコメントできなかった気しかしねえんだが、どっちもどっちだな。

なんだよ、胃を休めるって。お前の食事は普段そんな質素で、正月だからと豪華な食事だったのかって。だったらなおのこと時代に合わねえよ。びっくりだ。

平成以降は飽食なんてのももはやこなれてきた印象なんだけど、それにまして正月が豪勢な食事?ありえないね。むしろ正月のほうがヘルシーなもん食ってるくらいじゃね?肉はないし、脂っこいものも食べた記憶がない。

正月ボケの件でも書いたけど、正月だからじゃねえだろって。たかだか正月一回胃を休めたくらいで日頃の内臓の酷使はどうにもならん。たとえそんなのわかってるとか思ってても口に出して習慣化してれば思ってないのと一緒だ。

他の何でもそうなんだけど、定例イベントの一番嫌いなところはそういう安易なループを見せられることにある。俺がそれに参加しようがしまいが、完全にシャットアウトして見ないわけにはいかないのがこの社会なのだ。

何とも生きた心地がないね。

ただ暦通り流されることに何の疑いもなければ、行為を顧みもせず、変化に目を向けず、言葉だけを追っている。文字文明の弊害である。これではカルチャーとして引き継がれるものが生まれないのも仕方ない。昔の人は偉かった、逆を返せば現代の人は。

これだけ情報があふれても、歴史に触れられても、アクセスしない人ばかりでは何の意味もない。いつも次代に行くのは一部だけ。人は増えても生きてる人の数は変わらず。生きてても死んでる。

胃が仮にでも休まったんなら、胃へ行ってたエネルギーの一部でも脳に行くといいですね(棒
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