テレビが面白くない？YOUTUBEでも面白くないのはいっぱいありますけど？

俺は以前に比べて映画を見ることが増えました。それは映画が面白くなったからではありません。映画にしかない価値に金を払えるようになったからです。厳密に言えば映画館で見ることに、ですが。

それは音もそうです。スクリーンの大きさもそう。ノイズのない空間など。幾つか挙げることができます。しかし一番の理由は他にあります。

何か。
時間です。

勿体つけることでもないです。今まではテレビで放送するまで。DVDになるまで。それくらい待ってました。なぜ待てたか。それは他にコンテンツがあったからです。ゲーム、アニメ、漫画、テレビ、音楽。分散していました。今はしてないのかというとそうでもありません。分散はしていますが、映画に比率が割けるくらいに総量が落ちています。

総量を維持できなくなるのが一般的な大人である。そう認識しています。俺は落ちてません。それは仕事だったり家庭だったり、割かないといけないものが増えるからです。よく、老後に趣味ができるのもその逆が起きる所為です。俺は年いった時にでかいカメラを提げるようなことはしたくないし、やせ細った体でゴルフをしたいとも思いません。金に任せて高級オーディオで、聴こえもしない音に浸る気にもなりません。

話が脱線してますが、要は面白いものを先に取っておくことをしなくなったという話です。上の例で言えば、カメラ撮りたいなら若いうちに（必要かは別にして）重い一眼持てばいいし、高いスピーカー買えばいい。まだ後半で取り返せますから。

こういった時間軸のある選択こそ早いうちに身につけないといけません。俺は身についてないので30年近く経ってやっと映画館で映画見るような仕上がりです。世間の分散の速度と自分がそこに割く時間の分散の速度、それがこれからのコンテンツには重要になってきますね。