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説明に必要な表現とヒエラルキー

昨日から神の雫を読み始めました。きっかけはわかりません。ワインは好きです。以前ドラマで見たこともあります。ではなぜ今頃かと言われても、それは衝動的なことでした。

神の雫(1)
神の雫(1)
posted with amazlet at 15.06.28
講談社 (2012-09-28)

ただ、今はワインが飲みたい気分です。

そして、飲んでわけのわからん表現をしたいのです。おれが何かをしたいというときは大体ネタとして、誰かにウケようとする時くらいです。普段から別段面白い人間でもないですけど、場がここだという時には多々見かけたいと思う性質を持っています。

例えば、誰かがどこぞで聞いてきたようなウンチクを語りだしたり、知ったかぶりでアカデミックな会話をした時は特にそう。全力でバカにして差し上げたい。...とはいえ、そんなのは所詮一時の暇つぶし。途中で飽きるのです。やはり一番面白いのは同じ言語で語れることだと考えます。

車の話でもなんでもいいです。自分と相手の共通言語で表現が疎通できるというのは嬉しいものです。しかし、それをするには車の知識だけでは全然語れないわけです。

本書に出てくるようなワインの表現の仕方は、自然だけでなく絵画や建築、音楽と多岐にわたっています。どこそこの庭、誰それの曲といわれてそのイメージをできなければ決して伝わらない。これが共通言語です。そしてこの言語はヒエラルキーを持っています。

おれは会話を通してどの階層で話ができる人なのかを量っています。それで序列化するわけではないですが、少なくとも把握してないとスムーズな会話ができません。いちいち単語を説明しなくても分かる人とそうでない人は階層を変えないといけません。教養とはそういうものだと思います。

神の雫はそんな教養の足しになるような気がしてます。

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