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記憶の仕方とそれを言葉にすること

受験シーズンだからというわけでもないですが、記憶というのはなかなか厄介な行動なのです。覚えても覚えても欲しい時には出てこない。書いたり声に出したり、散々やってもやったそばから消えていく。おれも最近、10年ぶりにセンター試験の問題を解いてみてびっくりしました。こんなに解けねえもんかと。

これでも界隈では記憶力の良さで定評がある方ですが、受験に際して得たものは所詮短期記憶だったんでしょうか。車のことに関してなら軽く流し見ただけでもスイスイ頭に入ってくるのに、どうしたんだこの差は。

しかし、その覚え方というのも書けば覚えるというタイプから映像として覚えるタイプまでそれぞれなわけですが、おれは昔から書いてもそんなに覚えられませんでした。厳密に言えば漢字とかスペリングは字の流れがあるので例外でしたが。とにかく、見たまんまページならページ、グラフならグラフそのままスクリーンショットを撮るようにして覚えてました。旅行とか遊んだときの記憶も動画のように人の動きと風景と発言丸ごと頭に残ります。

昔から書いたら書いたことに満足したり、残ってる安心感で忘れやすいんじゃないかと、書くことに否定的だったのもあって、すっかりメモを取る習慣すら失われつつあります。ただ、これが影響してるのか何なのか、頭にあることを一旦外に出すという行為が下手くそなんじゃないかと思うときがあります。

ペンででもキーボードでも、頭にあることを出力する速度が実際の体で追いつかないときがよくあります。なんだったら喋ってるときですら、次話そうと思ったことを思考が追い抜いて行くときがあります。話したいと思ってる情報が順番に並ばないというか、行間に含まれる情報が多くなりがちなのです。

まれに小説なんか読むと、すごく文章の流れが自然な人がいて感心します。おれはブログ書き出して10年くらい経ちますが、ろくに文章なんて上手くなっていません。まあ逆に言えばみんなが小さい時からちゃんと作文とかでまじめに文章歴を重ねているときに、適当なことをしていた俺が悪いんですけどね。

大事なのは中身とはいえ、技量の低さをくぐってでも読んでくれる人にしか伝えれないんじゃねえ。

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