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アニメは教養ですか?

教養ってつまるところなんでしょうか。古典や歴史や文学に精通してること?それとも科学や経済に明るいこと?多分違うでしょうね。それは結果的であって、基本はコミュニケーションのきっかけだと思います。

理系に進めばその界隈の用語で話すと都合がいいし、働き出しても業界のトークをすれば弾む、その共通言語が教養の側面。よくエリート層ではシェイクスピアの話が出るなんて言いますが、その辺の会話を聞く機会がないのでわかりません。こっちから話を振って何事もなく通じるみたいなのはありますけど。

ただ、知ってる人はより物事を知ってて知らない人は何も知らない的な。偏在というか格差の広まりは否定し難く、要はその延長とも言えるわけです。GPSの話をしたとして、相対論云々で話を広げるか、そこからアインシュタインに行くか終わるかってベースにある教養で差が出るわけです。別に行けば偉いかっていうとそうじゃないけど、行けないってのは結果教養がないと言えます。

そして、この世の中で影響力を持った人の多くがアインシュタインに行きたい側だったら、そこに届かない教養しかなければ自分に不利な生活になる可能性も出てくるわけです。これからどの辺に興味の分布がある人がパワーを持つのか知りませんが、たとえば日本がクールジャパンでアニメを推して世界に影響力を持てば、かつてのシェイクスピアはワンピースになるかもしれません。
「え?お前七武海今誰かわかんないの?」
みたいなトークがセレブのパーリィで出る時が来たっておかしくない。

別にアニメに限らずなんでもよくて、音楽もクラシック聴けば高級みたいな風潮も名残なんじゃないかと思いますよね。それこそもう昔ほどコミュニティの流動性が低くはないだろうし、ネットの影響もあって身につけるハードルも下がってますしね。後は選択の問題なんですけど、その選択が教養ドリブンな気がしてならないのも悩ましいところです。

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