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BMWを好きになれない理由


俺に「悪ガキ」と言ったしょうもないおっさんの車がBMだったからという理由で嫌いだった。昔は。しかし、それを押さえて好きになる理由が無いから、未だにずっと興味ない車ナンバーワンなのだ。

じゃあ実際どこがどう気に食わないかといえば、気に食わないとこなんて特に無い。エンジン?いやぁよく出来たいいエンジンだと思う。ミニはいうまでもなく、プジョーシトロエンに乗ってるbmのターボエンジンは昨今の小排気量ターボとしては文句ない。

FRをどの車格にも載せてるのは評価できるし、インテリアのインテリ感なんかどの車よりもある。駆け抜ける喜びというキャッチに恥じない性能も言うこと無い。クーペのフォルムもフロントノーズの長い近年でも数少ないトラディショナルさを持ってる。

そこまで評価しても欲しくないのは何故か。もうそこで完結してるからだろうね。内外装整ってて、動力も足回りも揃ってたらそこに乗るのが俺じゃなくていいと思っちゃう。車ってパッと見の惹きも大事だけど走ってないとね。だからおれが乗って完成する車にしか興味が無い。

日本車も似たようなとこがあって、いろいろ至れり尽くせりなのがどうも嫌だ。贅沢言うようだけど、車には日常を求めてない。だから家でいるのと同じようにラクチンなフカフカの椅子とかエアコンで空調されてるとかよくない。多くの需要は楽な足としての車だろうからそういう傾向にあるのはわかる。売らないといけないからね。

ただ、かつて茶室がそうであったように、車というもので空間を切り取る以上は乗る前後を結界で隔てないといけない。家を出てどこかに行こうという時にせっかくの外がまた家だなんて楽しくない。そういう意味でも車で楽しもうと思った時に出来上がったもんで遊んだって面白くないのだ。所さんの名言でいう”面倒こそ楽しい”というわけである。

面倒の無い車、バリューゼロ

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