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先取りと一極集中の関係

ファッション業界ではおそらく、今は冬物の撮影をしてる。夏なのに大変だなあと、思う反面そういう処理速度で物事が進んでるんだという感想を持つ。まあ業界にいないんでその辺のことはよくわからないけど、ツークール前とかは最近のことで、ちょっと前はせいぜいワンクールとかだったと言う話を聞いたことがある。あそこがやり始めたからうちももっと早く手を付けないと、そんなところだろう。

他方、ニュース眺めてるとランドセルももう各所で展開され出したんだってね。
ランドセル関連ニュース
今年小学一年生になった子ですらまだ一学期背負ったとこなのに、どういう世の中だと思う。どれだけ待機時間があるんだよ。まったく理解に苦しむ。

しかし、もっと根本的なことをいえば、なぜランドセルにこだわるのか。俺はその機能性の低さから小学二年生で通常のリュックにチェンジした。その頃から合理的だったなんてことを言いたい訳ではない。硬いし重いのが嫌いだったのだ。学年を上がるにつれ何人かはリュックやら他のにチェンジしてきたが、マジョリティはランドセルだった。

このところは就活においてお揃いのリクスーが気持ち悪いなんて話が少し出ているが、別に何かに偏ったことではなく、多くの人の日本社会の姿はこうだという概念に基づくものだ。誰も強制はしないけれどマーケットが何かを決めているというアダムスミスのなんちゃらと一緒で。

そうなると同じものを取り合う訳だから先に仕掛ける方が強いという構図が出来上がり、上記のようなストーリーが加速する。確かに如何に早くなんて言うだけならたいして考えなくていいから楽だよね。おまけに大衆は安くそこそこのものが手に入ればいいから大風呂敷広げられれば尚のこと効果がある。単純だね。

もうすぐ戦後七十年だというのに、引きずりますねえ。二十年ですか失われたの?つまり一度固まった常識なんて持って半世紀。特殊な環境だからこそ享受できた面もあるんだろうけど、流石にダメだねこのままじゃ。子どもも減ってる中こだわるところが違うんじゃないかと。

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