ご飯行こう！

食の嗜好が変わってきたのは多少あるものの、そこら辺のチェーンで食べるのがきつくなっている。値段が値段だからという事はないけど、あの味の濃さはどうにかならない物か。出てくる酒もよくわからない味がするし、下手に外で食事をすると健康被害が出そうな気がしている。自分で食事に誘う事が無い身としては、誘ってもらっておいて店に文句を言うのは最低なのだけど、かといって代案が出るほど店に詳しいかというとそうでもない。ただ、人に任せていると食べたくもない物を食べる機会が増えてしまうので、ちょっと考えた方がいいかなあということを思っている。

ただ、雑多にあそこがうまいだの軽口が叩けてしまうのはかっこ良くないとも思っている。別に、美味しいから好きで食べてるでいいんだけど、その辺ちょっとまだ子供っぽいとこが出ちゃう。

悪しき文化とまではいわないが、先進国のチェーン網は便利な反面、階層の明確化が著しい。差別区別は小中学校の得意な分野で、その頃に植え付ける意識の残骸は大人の社会生活に少なからず影響を与えている。聞く所に依ればイタリアはスタバが無く、シャレオツなカフェでしか人は茶をシバかんそうで。別段高い物が上手いという訳でもないけれど、3,4000円程度の食事なら自分で作った方が味がいい。そう深く考えなくても、その内いくらが調理代でいくらが場所代でいくらが…と割り引けば、いくらの物を食べてるのかなんとなく想像できる。

年並以上に老けるのはいろいろ原因があるだろう。ただ、その一要素に食も当然含まれる。日本車は剛性がごみでも売れるように、素材への理解が薄い節は随所にある。量販物がシルエットやスタイルに逃げる事が多いように、食もネームやアレンジに逃げる。それが結果的にマーケットの評価として歴史に残る。

栄養やカロリーは数字である。確かにそこにある。でもねえ、点滴やサプリで摂取するのと生き物を食べるのって随分違うし、部分摂取と全部摂取でも全然違う。若いうちでは見逃せるような差が歳とともに顕在化するのは間違いない。

金が無いわ予定が詰まってるわ言って体調くずしても休む暇がないとか、たまに聞くと意味が分からなくなってくる。そこまでして付き合わないといけないような人がいてそのレベルなのかと。最近見た映画でも言ってたよ、人生は捨てる事だと。

今年はもう折り返している。見切りを付けたい物は今週中に捨てておくべきだ。