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ロジックとは自然の営みである

人が稲作をはじめて何年になるだろう。しかし、年数ではなく回数ベースで見れば家電や車の方が作る事にベテランだと言っていい。

ロジカルな田んぼ (日経プレミアシリーズ)
松下 明弘
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 2,006

田んぼをはじめ、自然に手を加える行動は時間に縛られている。土地にも体力があって連続して何度も使えるものではない。
どれだけ自分を抑制できるか———。じつは、農業において、それが最も難しい課題なのかも知れません。
投資もそうだと思うよね。何でそこで買っちゃうかなあなんて、何度あったか。まあそれはいいとして、冒頭で触れた通り、何年稲作をしてるんだと。でもそれが如何に正しい方法かは年数の割に確立されていない。それこそ代々なんて話になると経験が進歩の邪魔をする。今までずっとこうしてきた、なんてのは急にシフトできない。人は慣れから脱出する事が難しい生き物なのだ。ロジカルな田んぼとはその慣習から一歩すすんだ話。

確かに、伝統云々と言うのはただ引き継げば後世に残るようなものではないし、時代のトレンドに合わせて変えてきたものだけを現代でも目に出来る。自然だって環境の変化に対して、より繁栄しやすいように進化する。本書の中でも触れられているが、植物本来の生命力に任せることがベターな訳だ。人はその中で出来る手続きの一部をこなしているに過ぎない。だから出来る事も少ないし、変化を妨げる方に誘導してもいけない。

関係ないかもしれないけど、人だってそうだ。親があれこれしなくても子は育つし、リーダーがごちゃごちゃ口出さないといけない組織はそもそも微妙である。ここって時に最低必要な事だけできれば十分なんだよね。

話が稲作と関係なくなってるけど、要はそういうこと。この本は田んぼを例にとって、どういう場所でどういう稲作をやるのがいいかを常に考えてきたことが書かれてる。稲作をやらない俺が読んで何を考えたかって、一言でいえばロジカルな構造ってどういう事なのかなぁと言う所。一旦何かをはじめれば時間とともに出来る事も増え、盲目的になりがちだ。だからこそ常にこれでいいのかと考え続ける事が大事な訳。

調べればネットになんでもあると思って、疑問と言う種を育てずにすぐ消化しちゃう。ハムスターならそれでいいよ。種食ってればいいんだから。でも、人が種で満足してては芸が無い。咲かせてみせようなんとやらって、ねぇ。
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