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秋分の日を前に

ぼくのなつやすみ3 -北国編- 小さなボクの大草原 PLAYSTATION 3 the Best
ソニー・コンピュータエンタテインメント (2008-07-03)
売り上げランキング: 967

シリーズを重ねてくると、細かい所が詰まってくるのはいいとして、ストーリーへのハードルが高くなってくる。FFのようなRPGはキャラやシステムから変えられるが、ぼくのなつやすみのような土台を動かしにくいゲームはそうはいかない。

最初に出た2000年のぼくのなつやすみは感動すら覚えるほどだったけど、今回のはそこまでではない。虫相撲のようなミニゲームは登場するムシが増えてよかったけど、そういう進化の仕方ってあまり工夫が無いと言うか。何より、PS3っていうスペックを使い切れてない感じが結構気になる。別段人の描写とか虫の描写ってことではなく、全体で伝わってこない所?

時代背景や夏休みの過ごし方のバリエーションという所である程度頭打ちがあるのもわかるけど、シリーズで出すってのはそういうの越えてこそだからね。小手先の技術で何とかなる程ユーザの目が貧しい時代ではないし、余計に。

まあ、ゲームの趣旨から言えば子どもに戻った、なんていうかこう、不完全な感じを楽しむのが本来な気もしている。自分自身の子どもの頃のやりきること無く終える夏休みとなんだかリンクして、逆にクリア率とか見ずにおおざっぱに時間を過ごせることが筋というか。まさに失ってきた部分を認識するよね。

人生の代謝なんて言うと大げさだけど、継ぎ足しのスープの如く、もはや10才のぼくは26才の俺の中にいない。記憶として情報は持ったまま別物の大人になってる。その意味では12年前ぼくのなつやすみ3をやればまだ面白いと思っていたかもしれないよね。
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