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Lady G

aga とは続きませんで、ざんねんどした。

貴婦人ゴディヴァ: 語り継がれる伝説
ダニエル・ドナヒュー
慶應義塾大学出版会
売り上げランキング: 146879

まあ同じく刺激的ではありやすが。時期よろしく、すっかりチョコの売り上げも落ち着いたところでこの本。ちょっと物知りな人々にとって、悲劇なんだかなんなんだかのヒロインとして映っているこの女子。実のところポピュラーな(?)かの話は実際には無かったんじゃないのかってのが本書のさわり。

不純な、と言うか寧ろ純粋な男の子として、有名なゴディバのシチュは話以前にそのビジュアルがピークなのはいうまでもない。裸馬ならぬ裸で馬。思わずしぼり立ての醤油的なワードを口にしてしまいそうでいけない。

しかし、大事なのは動機を持つきっかけではなく、それによってなされる知識効果であったりする。ただのチョコのロゴではなく、税金を軽減するけなげな女性でもなく、その上にある学。これは三次情報にしか触れない実経験主義との差である。

あの、まあ、取り立ててここがどう面白いっていうのはいいにくい。いいにくいけど、チョコのゴディバはその有名な話に感動してロゴに使い、今や高級チョコの代名詞にもなった。本当の話がどうであれネタとして成立すればそれで良い訳だ。「ぼくガレージからはじめたんです」と言いたいがためにガレージで会社を作るのだって変わら無い。世の中の真実なんて実は大して意味の無い事だとも考えさせられる。

世間の情弱はとりあえず生データに触れる事からはじめやがれ。
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