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風物詩

風呂をあがると、部屋で涼むぼくを轟音とともに光が襲った。

花火があがっている。

暑さを忘れた、とまでは言わないが少なくとも見ている間はそっちに意識をとられていた。

数発があがったとき、おもむろに近くの机にあったカメラに手をかけた。







火薬と燃焼による人工太陽






残光






繁栄






廃退



眩耀



凄絶



夜に咲く

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