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好きな神社ランキング(by俺)で上位に来る出雲大社、何でって言われても理由はよくわからない。ネーミングも謂れもそれはいいんだけど、なにより雰囲気。

これは神社だけではなく人とかもそう。顔とか性格(かわいい、優しい)のような、一応言葉で表せる限りの評価はそこまで重要じゃない。何となくいい感じなのがいいのである。

出雲大社の暗号
出雲大社の暗号
posted with amazlet at 10.12.01
関 裕二
講談社
売り上げランキング: 72151

ちなみにこの本は、かのダヴィンチコードみたいな謎解き系の本ではなく神話と史実を比較するような内容。

でも、言いたい事はそういう話ではない。



遷都についてである。今年は例になく奈良が盛り上がった(?)例の平城遷都の遷都。

本書で触れていた出雲とヤマト(今流行のspace battle shipではない)の関係性や島根にある方の熊野大社の格の話を読んでると、何で急に首都東京になったのかという違和感が生まれた。第二次世界大戦以前まではざっくり言って首都機能的なものは二千年以上関西にあった。しかも概ねヤマトに。

誰が「首都は東京」って決めたのかはっきり知らないけど、江戸末期頃からしか日本を知らない国の某が江戸は日本の首都だと思ったのだろう。だから天皇に向かって取った態度もああなってしまった。

歴史というのは一応その時代にあった事実を示したものだから、下手な小説よりは面白みもある。しかし、把握出来る量も限られている。だからこそ上のような例もあるわけだけど、現代はアーカイブする手段も整ってきて、簡単に検索出来たり、知る方法も多い。つまり、かつてのような失態はどんどん恥ずかし度合いが強くなる。

もちろん、過去にばかりこだわっていては前向けないわけで、そういう点においては首都の位置なんてどうでもいいと言えばどうでもいい。ただ思うのは日本の日本たる日本はもはや戦後には無いのではないかと。
条例でもなければ景観を壊す国民や、町の綺麗さとは裏腹に未だ世界遺産にもなれないほどの日本一の山。何をもって日本とするかなんて俺が言えた義理じゃないけど、家電や車のような量産品をものづくるだけの国を自慢する気にはならない。サービスが世界一というものの、その結果経済で世界4位に落ちたんだよね。今や世界有数の経済大国どころか収入を上回る借金と法を無視した借金にまみれた破綻寸前の国に成り下がってしまった。
過去に縛られた過去の人間が現代で未来の事を考える、その考え方も既に破綻している。まあ破綻で一番被害が出るのは過去の人だから、巻き添えにならないようにだけはしないといけない。

しかし困ったものだ。よくない事態において悲観的な言葉を口にしたり文章にしたりと、悪化に輪をかけているようで。バランス的にはそういう時こそ楽観した方が物事は好転しそうな気がしてならない。というより世界の動きに振り回されてるとどこに向かえばいいのかもわからなくなる。


あ、森に行きたい。近所に森があればいいのに。

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