キョウノヨキヒ
稀に見るノープランの遠足をしてきた。
奈良から大阪経由で京都へ。
その道のり、一人ならばとても長い旅路であったろう
しかし今回は車で、二人を伴ってのものとなった。決まっていたのは集合場所と時間のみだったけど、
ちょっと髪が明るくなったキミと、
変わらず少年のようなキミは
その足りないプランに必要な要素を満たしてくれた。
ご飯はどこで食べるかよりも誰と食べるかが大事というけれど、それは何も食べることだけではなくすべてのことに言える。
観光ブックの半ページしか使わない寺を見るにしても、遅い時間に拝観の可能性が低い寺に向かって山をドライブしても、それはやはり愉しかった記憶として脳に刻まれるわけで。
昔からロケーションが良ければ一人でもいいと思っていたけど、少し前から、それだけじゃ感じられない部分というのも実はあって、大切なものなんだろうなと自覚し始めている。写真や映像は共有出来ても、そこにいるという新鮮な感情はその場に一緒にいる事でしか共有できない。
まあ、改めてこんなことを二十をとうに過ぎた人間が真面目に書いているのも些かおかしなことではある。
実際、今回に関してはそういう点で、観光地をめぐれたとかということが少なかったから余計にそう思えたのかもしれない。勿論、それはそれで良いことだし、最優先すべき。ただ、欲をいえば行きたいとこを決めて、そこで充実した行楽に興じれることの方が遊びとしての気持ちよさは増したかもしれない。
とはいえ、ちょっとくらい欠点でもないと、次また行こうってことにもならないし、思い出としての深さも結果的には浅くなるんじゃないかな。
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なんだか、この記事はいつもの「行ったとこ紹介」と違って感想メインになってる。画像もないし。
でもたまにはいい。悪い気分ではないから。