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耄碌

おっちゃんはおっちゃんでも全然年寄くささがない。そしておっちゃん特有の説教くささも。

民の見えざる手 デフレ不況時代の新・国富論
大前 研一
小学館
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何がとはいいにくい。この人はなんか他の人と違う、そういう感じがした。それがおっちゃんらしさのないところであり、凄いところなのかもしれない。



ただ本の感想として思ったのは、橋下大阪府知事がメディアに出て言っていることと似てるなあということ。もちろん、それは多くの国民が官に求めていることでもあるので、共通してもおかしくない。

内容はキレもよく、繰り返すようだけど若い。そして国や企業の具体的な動きの解説なんかは内側から見てるよう。あまり本を読んで引っ張られるとよくないとは思いつつも、うんうんうなづいてしまう。もちろん、自分が思っている像とかぶるからこそ納得はするんだろうけど。

あとムズイ言葉があんまり出てこなかったので読みやすかった。老後の趣味まで言及したり、広く社会の構造を見渡すという点ではよかったし、それに、今の俺にモチベーションを与えてくれる一冊でもあった。

印象はやはり、立派な人。でもその立派さを余力にして生きているような人ではない感じがした。その辺は大いに見習いたいところである。おれはまだぜんぜん立派のりの字も持ってないような人間だけどね。

ついでに、

ライフプランニングはした方がいいと書いてあった、少し前まで計画を立てる立てないが半々くらいの感じだったんで、面倒臭さも相俟って手をつけていなかった。まあ、本書では"老後の"という付帯があったものの、ちょっと前に頓挫していたライフプランなんぞしてみようかと気にはなった。

でも、気だけでまたやんないとかなったらやだな。

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