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9勝6敗で取りに行く

うらおもて人生録 (新潮文庫)
重要ですよねこの発想。

一発屋というお笑いの枠が示すように、一回の大勝ちって持続できないんですよね。ちなみに、全15勝なのは例えを相撲でやってたからです。

これの一番大事なのは負け方にあって、いかに小さく負けるかという話なのです。トレードなんてやってる人は特に実感すると思いますが、コツコツ積み上げた利益ほど一発で飛ばしてしまうわけです。逆に、日頃小さな損こそすれ、ここぞという時に鬼のようなホールドができる人は利を伸ばすものです。

1000負けて1000負けて次は3000賭けて勝つ

勝率6割という確率だけで見れば実感としては結構高いようにも見えます。たまに、打率なんかで例えられることもありますが、3割打てればいいということを聞きますよね。これはどういうことか。

一言で言えばアロケーションと時間軸を別に考えてるんだと思います。

1日の個々の選択による正誤がおおむね3割を越えた日が勝ちとすれば、一年通して6割勝ちだと219日勝つことになります。選択の回数は想定できませんし、正誤を当てることはそこまで重要ではなかったりします。

フォームということで本書には出てきますが、つまり調子に左右されず型通りやれば回数重ねるほどに勝率6割に近づくという最後の砦を指します。これはどの業界の人でも言い方を変えて言っています。ルーティンなんかもその一部と言っていいでせう。

よく誤解される努力は裏切らないとか練習は裏切らないって、極限的にはそこに繋がるわけです。単発の結果を取って「努力した」とか「練習した」は論点が合わないということです。短期だと時間が十分じゃないケースがあるということを理解しないと、確率ですからね。

しかしこういうメンタルってどの段階で気付くもんなんでせうね。ぼくなんて一昨年くらいまでまともに考えもしなかったですよ
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