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何の得もしない非対称な相関

高年収ほど早歩き

この類はどれほど見てきたか、と同時に1変数を金に紐付けていると人々の関心を引いてやまない証左を感じざるを得ません。長財布の話然り読書量然り運動習慣、酒の種類などなどキリがありません。

ぼくはそんなことを思えば大概富裕層の行動に沿っていますが、とても富裕層なんて言える資産を持ちません。確かに、人生の多くを2σほど離れている傾向があるので、統計をあと二、三十繰り返せば富裕層ではないパターンに多く当てはまるのかもしれません。

今回の歩く速度で言えば、ぼくは一千万どころか億単位の年収がないといけないほど早歩きを自負しています。いつどんな場所でも99%の人を抜かしながら歩いています。

ただ、当たり前のように、早歩きが収入につながるわけではありません。逆説的な統計は多くの場合、裏に思惑があります。

例えば、朝一杯のコーヒーが体にいいというのはコーヒーメーカーの広告です。長財布の件もブランド界隈か、レザー業界のマーケティングでせう。そこに風水関係や一流のそばにいたと語る人が乗っかってるわけです。真似しても念願の金持ちになれないのは一部摂取だからであることは間違いありません。筋トレもせずにプロテイン飲んでも仕方ありませんよね。

ところが、この歩く速度に関しては誰が得をするんだという気がしています。とりわけ、面倒な相関にはリニアに反応しない大衆が多い中、普段のそのそ歩いてるやつがどれだけ継続して早歩きできるのか疑問です。

もちろん、駅の狭い階段がスムーズに流れるようなことがあるならぼくは大助かりですが、今のところそんな絵が全然想像できません。自分に不都合なサンプルは受け入れない、今回で言えば早歩きしたくらいでは金持ちにならないと思う人は恐らく一方で財布は長いのに限ると思っているはずです。

一種の自己参照とも言えますが、金持ちの現象を認識してると思っているものは実は現実(仮)で、その(仮)を元にしたアクションは金持ちの現実に一致しないということです。つまり、そういう前提に立つ人が持つもので、そうじゃない人は持たざる結果ということでせうね。
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