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たくさんあって価値があるものと、少なくて価値がないもの。またその逆

一言で言えば需給ですよね。欲しがる人が増えれば作る人が増える。一通り行き渡ればものが余り生産は止まる。単純な話です。個々の現象は。ただ、心理や背景といった変数の増加によって人々は複雑だと感じることがあります。

例えば、子供を預けるところが増えれば安心して子供が産めるなんて話が出ますが、話が短期的であることと前提が特殊な面があります。全国的にそうではなく、人口集中の結果なのは明白。ではなぜ集中するのか、これも明白。今更説明を受けなくても大体の人はわかっています。

大学の話もそう。私大に奨学金(要返済)使わないといけない人はそもそも行くべきではないのです。大学というとなぜか疑いもしませんが、ただの借金でありローンです。本来いけない人に機会を与えるという言い方もありますが、リーマンショックの原因とも言えるサブプライムローンとフレームは一緒です。

しかし、全入時代は結果として大卒のプレミアムを薄め、最低条件くらいの機能はしますがアップサイドにはなりえませんでした。おまけにコンピュータやロボのおかげで単純作業仕事はなくなり、仕事の質も変化してきました。

結婚して家族が増えてというステップにおいても、昔の人は経済の拡大というトレンドに乗ってしまえば初期の金銭不足も問題はなかったです。今の経済は停滞もしくは後退というリスクのほうが確率的には大きいとみられています。比較的余裕のある人からペアリングし、平たく言えば格差は多くの領域にスケールしてくる構造になります。

少し前に、クレヨンしんちゃんの野原さんちが実は厳しいハードルになってたというトピックを見かけました。ぼくが本読んだりアニメ見たりしてた頃はダメオヤジのような印象があったひろしさん、彼のクラスが相対的に上へ押し上げられたことになります。

一方でテクノロジーは相変わらず進化の一途をたどり、格差といえど享受できる豊かさは底上げし続けています。局所的には原発から火力に戻っても、エネルギーは都合よくまだ回っています。

どこから見て、というのはここでは大きな意味を持ちます。前提を共有する人が多ければ拍車がかかり、一時的な需給が乱れます。お金はたくさんあるほど効果を発揮しますが、有り余ると希薄化しインフレと呼ばれます。石油は減っているはずなのに価格も下落しています。

元も子もないようなことを言えば、全部思い込みですがね。
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