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作った人に失礼とかいう尊大さ

昔から、誰かが作った料理を一口も食べずにソースかけたりしたら失礼と言う奴がいた。その時は確かにそうかと、思ったりもした。んだけど、まあほっとけよって話なんだよね。

こういう第三者の押し付けって結構多い。まずもってマナーでもねえし、仮にマナーであったとしてもそれは相手に絶大な信頼でもある時に限りだと思う。どこでどういう教育受けたのか知らないけど、おもてなしなんかはその最たるもの。私たちが言う通りに振る舞って貰えば最大効用が得られます的な。

バカにしてるよね。かつてオーバーレブという漫画であったノーマルの狼という話を読んでほしい

なんかこう人の無作法を許容できない人ってまるで自分が絶対正義みたいな空気出すけど、キチガイ甚だしい。わかるんだけどね、気持ちは。でもそうしたい場所ではそうするしかないっていうのがマナーの使いどころっていうか、例えば、イギリスのどっかのクラブでは明確な基準がわからないにもかかわらず、入れたり入れなかったりするところがあるそうで。

もちろん、審査側は見る場所決めてるのだろうけど、ここをこうしてきたらいいみたいなことは一切言わない。単純なドレスコードやなんかじゃ門を開かない。そういうことだよね。条件を満たしてきたので、みたいな許可制ってやり方が子供じみている。逆に言えば、ステップ踏みさえしてればいいでしょという姿勢がダメ。

別に、金払ってるんだから自由にさせろっていうわけじゃない。単なる交換であるのに、金払う側が上位になる理由もない。しかし、ソースかけるかけないの自由を奪われれば、そこにはもう上下が介在する。もっと言えば、家族や知り合いとの間でだってその辺の不自由さを出すときがある。

行為の利害を考えると本当にややこしい。そのややこしさをこじらせないものがコミュニケーションという名の教養、カルチャーである。0か1かじゃないのだよ、積み上げた量の問題。だからねえ、料理で言えばまだ作り足りねえんじゃね?
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