パチンコとAKB

名目上パチンコはギャンブルではないけれど、資本を投下して増やしたり減らしたりするんだから実質、と思う。その辺がグレーゾーンといわれる原因である。一方、最近何かと騒がれるAKB。どういう運営が問題なのかは正直わからないけれど、あまり熱のない俺が端から見る限りキャバと変わらんのでは、と思ってしまう。金払って好きな女に会う側面だけ取り出せばね。


酌量なのかなんなのか、ルールは守るべきという日本の堅さとは裏腹に、こういうグレーな運用が各所で放置されてるのは、原理原則を重視するおれは違和感でしかない。いっそ潔くギャンブルも認めて、カジノ解禁、ブックメーカーも解禁にした方がいい。踏み切れないのはだいたい誰かの利権が絡んでるからと想像される。

まあそれは別にいい、誰だって自分が一番かわいいから仕方ない。しかし、カジノ反対の理由に治安の悪化や依存を持ってきたらもう話は違う。現にアイドルが襲われてるし、CDの買いあさりは依存でなくてなんなのだ？

偏重したおれのイメージでしか無いけれど、カジノとパチンコ、キャバをはじめとしたクラブとAKBでは客層の幅に大きく違いがある。特に言い方を気にしなければ、上流階級の参加人数が格段に違う。これは下流の人間が問題を起こしやすいといった話ではなく、参入障壁の違いが問題のイベント発生数を抑える効果を持ってるんじゃないかということだ。

グレーにすればおそるおそるでも入ってくることが出来、そのグループにおける煩雑さが大幅に増す。インドのカースト社会がネットで打ち破られた現象のように、いい面が少なからずあるにせよ、一般的には悪いサンプルも大幅に増加する。勿論その中で法も練れればいいが、数が大きくなるほど難しくなるのは自明。

だからこそ、グレーでやってきてもいつかは白黒はっきりさせないといけない時が来る。