DJ-r

初なんだかどうなんだか。似たようなロールケーキは結構食べているのでよく覚えていない。

おいしい。たしかに美味しいのだけど、他と比べて段違いに美味しいというほどでもない。そうであれば俺の肥えた舌が確実に判断している。


しかし、比べるというのはあまりというか、とても価値がある行為ではない。比較していい程度のものは絶対的な価値を持つものに比べて天と奈落ほどの差がある。ではなぜ比べるかといえば自分の中でバリュエーション出来ないからだ。

でもそれが悪いということではない。絶対音感のように日常で生きて行く上で邪魔になる能力というのは育っていく過程で失われる。もう少し厳密に言えば頻繁に使う機会を失えばその能力は限り無く使えなくなるものだから。従って、”絶対”ではなく”相対”で処理する機会を多く持つ現代人には自然なことだと言える。

ただ、相対というのは自身に安定感がないので都度ずれが生じてしまうというのが問題だ。

ずれといえば

これは俺が使ってるチェア。使用10年くらい。

分かりづらいかもしれないけれど座面のヘタリが左右アンバランス（色ムラ）で、背面の歪み（写真右側背もたれが奥まっている）もある。これがそのまま俺のからだのズレに繋がっている。

もっと楽なチェアがほしい。今は車のシートが一番楽だ。

靴も、なんでもそうだけど、普段の触れるものにからだがあってくることは多分にある。あぁ、もしかすると家や地域、もっと言えば国にもからだがあってくるのかもしれない。しかし、なぜだろう、国とかにはずっとフィット感を得られずにいる気がする。