Header Ads

勘違いかサイコパス

がさつ力 (小学館よしもと新書)

どういう人が読むかは知りませんけど、自分は控えめだーみたいな人がこれ読んでがさつになろうとかは思わないほうがいいです。8割9割の人は丁寧に生きたほうが絶対プラスの面多いでしょ

結果がさつであることに対して客観的に居られるから、がさつなりの振る舞いを前提に生きられるわけです。ずっと控えめな人ががさつに振る舞うと本当にただのがさつなだけで、本書に書かれてるようながさつのメリットを享受することはできません。

例えば、自称Sの人間で、自分はSだからと嬉々としていう人に関心のできるSさを持った人をぼくは知りません。先天的にインテリジェンスを欠くと人はSになりやすい、要するにただのお猿さんとニアリーなわけです。がさつというのも同じようなもので、周りとのバランスで初めて成立しているだけです

よく、一元論的に結論を欲しがる人は多いですが、人生において重要なのはがさつに出るべき時に出れるかどうかで、丁寧で居ないといけない時にがさつになってたらゼロサムになるだけです。

成功例のみポジティブに捉えれば大概のことは正義として語れます。タバコの不健康さも悪い統計だけ取ればいくらでもネガティブにプロモーションできます。反証できないものは理論として間違っているし、反証していない理屈は都合のいい口から出まかせが多いです。

がさつな人間がこれを読んでがさつに拍車がかかっても面倒ですけど、がさつな人間にはがさつな人間なりの使い道というのもやはりあって、ぼくはそういう生態を知ってうまく利用できるようになりたいと思い手に取りました。がさつとかメリットあっても嫌ですし。

本文中に、知り合いの社長は声が大きくて朝ごはんすげえ食べて...と、がさつな社長が多い風に、釣ろうとして書いてあったのかは知りませんけど、そうじゃない社長も大概多くいますからね。

ただ「自分の人生をたいそうなものと思わないほうがいい」であったり、「死なない限りは挽回のチャンスがある」など共感できる部分もありました。もちろん、そもそもそんなことは明石家さんをはじめいろんな人に言い尽くされてるので改めて取り上げるほどでもないですが
Powered by Blogger.