待ち受け画面は

えらいぼやけている月、というわけではない。

バックライトも点いていない。

映り込みでもなければ心霊現象でもない。

Macbookは蓋に林檎のマークを背負っている。

そしてそこは液晶のバックライトが漏れ出し、暗がりではシルエットを映す。

逆に、強い光を蓋の側から当てると液晶にその光が透過されてしまう。

これはその透過光である。

陽のもとで使うことがなかったので気付きもしなかったのだけれど、当然と言えば当然。

やはりというか、現象が先に来るあたり己の創造力の足りなさを自覚したような。